Ingenico Japan

世界No.1 決済端末ベンダーとして2020年に日本でもトップシェアを目指
Ingenico Japanとして国内市場へ本格的に参入

フランス・パリ市に本社を構える世界第1位の決済端末ベンダー、Ingenico(インジェニコ)。グループ拠点を88カ国に置き、170カ国で事業を展開。このたび、日本法人、Ingenico Japanが誕生。2020年に向けてEMV化が加速する国内市場へ、本格参入するが、グローバルに展開する強みに加え、日本独自の機能も端末に搭載することで、他社にはない付加価値が提供できると自信を見せている。 

2017年3月、Ingenico Japanが満を持して始動
日本における主要プレイヤーの一社へ

1980年創業のIngenicoは、世界で1,000以上の銀行やカード会社、加盟店開拓を行うアクワイアラと接続し、250以上の決済方法に対応。出荷台数は2015年だけでも約1,000万台に上るという。グローバルではペイメントサービス・プロバイダ、オムニチャネルソリューションの展開も行う。ネットとリアルを連携させた、多岐にわたるサービスが強みだ。

Ingeico Japan 代表取締役社長 中村高根氏

近年はオムニチャネルソリューションを売りにするベンダーが増えつつあるが、同社は世界屈指のゲートウェイを提供し、トークンも他のシステムにアダプトできるなど、他社との差別化が明確だ。品質面においても、同社のありようがそのままグローバルスタンダードを創出するといっても過言ではない。

Ingenicoでは、2020年に向け、EMV化の加速が予測されるわが国での展開に再び力を注ぐべく、2014年にLyudia(ルディア)社と総代理店契約を締結。さらに2016年4月には同社の株式を70%取得し、日本への本格参入を発表している。

そして2017年3月、Ingenicoグループの一員として「Ingenico Japan」が始動。Ingeico Japan 代表取締役社長 中村高根氏は、「昨今、国内マーケットの流れが大きく変わってきています。日本はGDPが世界3位(2015年)ですが未だカード決済額は比例して大きくはありません。しかしながらIngenicoにとっては今後の戦略的成長が見込める重要な国です。今回、満を持して、Ingenico Japanとして日本市場にコミットしていくこととなりました」と話す。

端末のラインナップの豊富さは群を抜く
FeliCaなどローカル対応も強化

IngenicoのアプリケーションのOSは、基本的にどのプロダクトでも同一だ。「さまざまな端末のソリューションをより簡単に使っていただく、もしくはインテグレーション作業を短縮化するために構築したツールです。我々はあくまで、加盟店様やカード会社様、大手のネットワークプロセッサ様にご活用いただくツールを提供しています」と、Ingenico Japan セールス&マーケティング部 マーケティングアドバイザー 左舘経明氏は説明する。

Ingenico Japan セールス&マーケティング部 マーケティングアドバイザー 左舘経明氏

プロダクトラインナップの豊富さも他にはない強みだ。「たとえば、レジはカウンタートップの据置型で、PINパッドでPOSと連携。別の場所では店員がmPOSを持つなど、色々なシーンでアプリケーションを共有してお使いいただくことができ、コストも抑えられます」と中村氏は言う。他のラインナップへの移行時には、スクラッチから開発をせずとも、マイナーカスタマイズで比較的容易なことも特長だ。

昨年の国内導入の一例としては、「iWL250」端末を日本カードネットワークが「JET-MOBILE」に採用している。PINパッドを一体化したクラス最小・最軽量の仕様で、磁気や接触ICはもちろん、FeliCaや電子サインにも対応。日本ではFeliCaのアクセプタンスが普及してユーザー利便性も非常に高いため、Ingenico Japanでは今後もFeliCaなどのローカル対応に注力していくという。

同時にインバウンド対応等も見据え、EMVやPCI DSS対応ソリューションの市場投入を進める構えだ。中村氏は、「日本では複合的な端末や決済手段が加盟店に求められますが、今はプロダクトレンジが大きくありません。ユースケースを考えてラインナップを増やし、市場にリーズナブルに受け容れられる土壌をつくらなければなりません。参入企業が多いほど、いい意味での活性化が生まれます。弊社がその役割も果たせたらと思っています」と意気込みを見せる。

日本市場向けにローカライズした最新端末「Lane5000 CT」
オートカッター、デュアルヘッドのニーズに応える

Ingenicoがグローバルに販売する「Lane5000」は、カードリーダ、PINパッド、電子サインを集約した据置型の決済端末だ。EMVLevel1に準拠し、FeliCaのMクラス認定も受けている。タッチパネル式のカラーディスプレイを搭載。電子公告・クーポン、年齢認証など多目的に使え、平面積を占有しないため省スペース化も実現する。

Lane5000

そしてこのたび、デュアルヘッド、オートカッター搭載の日本限定モデルをリリースする。左舘氏は「数年かけてIngenicoとして、対応させていただきました。加えて、日本オリジナルのクレードル型プリンタもつくりました。加盟店側にもお客様にも向けられるように、回転機能も加えています」と紹介する。

このクレードル自体が非常に豊富なコネクタを持ち合わせており、ダイアルアップから、RS-232C、イーサまで、ほとんど網羅しているという。また、プリンタのロール紙は大きめの60φまで対応している。さらに「Lane5000」は、2017年末までにリッチクライアントへの対応も予定しているという。

海外では、安価ならば多少の不便さに目をつぶるユーザーも少なくないが、国内では細部まで配慮した製品を好む傾向にある。Ingenico Japanはグローバル向け端末をローカライズしつつ、他社より低コストで提供できる体制を整える。左舘氏は「グローバルで圧倒的な製造台数があり、製造の論理からも価格的な優位性は持っています。価格に対するレンジの広さは、特にアクワイアラ様に魅力を感じていただいていると思います」と説明する。

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