Tokyo Otaku Mode

 日本のポップカルチャーを世界に届ける越境EC を展開
越境ECに強い決済の採用や独自のノウハウにより不正リスクを最小限に

アニメ、漫画、ゲーム、ファッションといった日本のポップカルチャーの関連グッズを、全世界に向けて販売しているTokyo Otaku Mode。2013年にECをスタートして以来、年平均40~50%の伸びで、売上を伸ばしている。Facebookページのフォロワー数は、日本企業としては最多の2,000万人。将来的には流通、メーカー、権利者を貫く垂直統合モデルを目指す。 

ファンの要望に応えて越境EC参入
ECの売上比率は北米が50%以上

 

Tokyo Otaku Mode(トーキョーオタクモード)は、アニメ、漫画、ゲーム、ファッションといった日本のポップカルチャー情報を広く世界に発信することを目的に、2011年3月に立ち上げたFacebookページからスタートした。Facebookページのフォロワーからの、「日本で売っている関連グッズを買いたい」という声の高まりに応えて、フォロワー数が1,000万人を突破した2013年に、ECをスタート。現在まで年平均40~50%の伸びで、売上を伸ばしている。

Tokyo Otaku Mode Co-Founder/CEO 小高奈皇光氏

Facebookページの現在のフォロワー数は、日本企業としては最多の2,000万人。うち99%が海外在住の外国人だ。国・地域別ではフィリピン、インドネシア、インドをはじめとするアジアが多い。

 

一方、ECの売上比率では、北米が50%以上を占めており、そのうちアメリカが8割、カナダが2割。次に多いのがオーストラリアと中国で、「この4カ国合計で全体の70%を占めています」と、Tokyo Otaku Mode Co-Founder/CEO 小高奈皇光氏は語る。基本的にEMS(Express Mail Service:国際スピード郵便)が使える場所には商品のお届けが可能で、これまで130以上の国・地域への販売実績があるというものの、上位に並ぶのは経済的に豊かで可処分所得が高く、ネットインフラが整った先進国である。

 

人気商品は、アイテムでは、フィギュア、ぬいぐるみ、ファッションの順。タイトルでは、現在は、ゼルダの伝説、Fateなどが人気だ。

世界中に人気商品を提供するSHOP、最新ニュースを届けるNEWS、クリエイターたちの作品を紹介するGALLERY 等を備えたTokyo
Otaku Mode のWeb サイト

自社サイトとTモールの二本立てでEC展開
2日後に着金するStripe、PayPalを導入

 

自社ECサイト、otakumode.comは、英語表記で、価格はドル建て。基本的にこれで、全世界からの注文に応じている。

 

ただし、中国に関しては、2015年5月にアリババグループが運営するオンラインショッピングモール「天猫国際(Tモールグローバル)」に出店するかたちで、別立てで対応している。プロモーションについても、中国ではFacebookが使えないため、代わりにウェイボー(微博)を活用している。

 

otakumode.comでは、支払い方法として、クレジットカード、PayPal、Amazon Payをラインナップ。クレジットカード決済は、米国・Stripeを通して行っている。

 

小高氏は、「日本国内のサービスは決済から入金まで2カ月近くを要するものが少なくない中、StripeやPayPal、Amazon Payでは決済の2日後に着金します」と、採用の決め手について話す。

 

実際に利用されている決済方法は、otakumode.comではStripe経由によるクレジットカードとPayPalで大半を占めるとのこと。中国対応の「Tモールグローバル」では、100%Alipayによる決済だ。

 

海外諸国を対象としているだけに、不正リスクは避けられない。同社ではこれまで蓄積してきたノウハウをもとに、リスクが高いと思われる取引に対してアラートを出し、商品発送前に調査・検証を行う仕組みを構築している。これにより、一時は数パーセントに達していた特定地域の不正リスクも、今では1%未満に抑えられているという。

 

流通からメーカー、権利者レイヤー制覇へ
“トーキョーオタクモード帝国”確立を目指す

 

Tokyo Otaku Modeは、Facebookを通じて獲得したファン層を基盤にECを展開して成功を収めてきたが、今ではメーカー機能にまで事業を拡げている。

 

otakumode.comの「ショップ(Shop)」ページはメーカーから商品を仕入れて販売しているが、「プロジェクト(Projects)」のページでは自社が主導して商品化したアイテムを販売。海外専売やオリジナル商品のため、日本国内からの注文も多い。

 

小高氏は、「将来的には、作品やキャラクターの著作権を獲得し、それを元に社内のメーカー機能によって自ら商品をつくり、自社流通網で販売する垂直統合モデルをつくり上げたいと考えています」と意気込みを見せる。

 

また、現行のポイントプログラム、「TOM Point」を発展させた、世界中のオタクコミュニティで使える「オタクコイン」の構想も描いている。

 

多面的な角度から、“トーキョーオタクモード帝国”建国の計画が、着々と進行中である。

注目サービス

GOLD

ツルハホールディングス

 POSA技術を使ってモバイルバーコード決済「LINE Pay」「WeChat Pay」を全店舗で導入
短期間、低コストでPOSの大幅な改修なくスピーディーな決済と安定した運用を実現 

大日本印刷株式会社

 データを“使える”かたちに変換し、根拠に基づく施策を立案・実行
クライアントに“成果”を提供する「決済連動マーケティングサービス」 

インコム・ジャパン

 主要なモバイルバーコード決済を支えるインコム・ジャパンの強みとは? 
インバウンド・国内の接続先は今後も増加し、加盟店の販促もサポート

インコム・ジャパン/LINE Pay

 「LINE Pay」が本格的な普及に向け、加盟店開拓のパートナーとしてインコム・ジャパンと提携
加盟店のPOSレジで「LINE Pay」決済を実現させるネットワークを構築 

NTTデータ

 決済をコアに加盟店の売上向上を支援するソリューションを全方位で提供
スマホ決済をキーに日本のキャッシュレス化を強力に推進する「CAFIS」

大日本印刷株式会社

 「DNPマルチペイメントサービス」がICクレジット、汎用電子マネー、共通ポイントに対応
新端末の提供と、IoSTプラットフォームとの連携により、安心・便利に決済を行える環境の整備  

SILVER

寺岡精工

 クラウド型マルチ決済サービス「Payoss(ペイオス)」の導入が加速
POSレジ、決済端末、ゲートウェイセンターの機能を一括提供 

ビザ・ワールドワイド

 世界で広がるVisaの非接触決済、日本での普及が進む
「Visaトークンサービス」、「3-Dセキュア2.0」でセキュリティも強化

Mastercard

BRONZE

東芝テック

 クレジットカード決済を内回りで安全に処理する「CR-7000決済クラウドサービス」
PCI DSSとPA-DSSに準拠したサービスとしてさまざまな流通小売業、飲食店に提供 

GMOメディア

 企業のポイントサイト構築から運用までを支援する「ポイントCRM」を提供
「ポイントタウン」の運営ノウハウを活かし、既に大手共通ポイント2社で採用 

フライトシステムコンサルティング

主要なすべての決済に1台で対応する据置型マルチ決済端末「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティー)」
モバイル決済のパイオニアが2020年に向け国内の据置型決済を強力にサポート 

日本経済新聞社

 「リテールテックJAPAN」「SECURITY SHOW」出展申し込み受付開始