寺岡精工

 クラウド型マルチ決済サービス「Payoss(ペイオス)」の導入が加速
POSレジ、決済端末、ゲートウェイセンターの機能を一括提供 

 流通小売業を中心に、セミセルフレジのパイオニアとして知られ数多くのPOSレジの導入実績を誇る寺岡精工では、クラウド型マルチ決済サービス「Payoss」を正式リリースした。POSレジ、決済端末、決済ゲートウェイセンターの機能をワンストップで提供するサービスで、複数カード会社、電子マネー事業者との契約を同社が一括対応。加盟店の決済データを「TERAOKA決済ゲートウェイセンター」に集約、処理する仕組みだ。すでに250社に導入済みだが、世界的な決済端末メーカーである米・ベリフォン(Verifone)社と共同開発したPOS連動型クラウド型マルチ決済端末「P400」の投入(2017年11月)で、さらに機能性が向上。経営判断の指標ともなる売上・入金レポートでキャッシュフローを可視化し、なおかつ事務処理を大幅に軽減できる点も好評を得ている。 

TERAOKAが複数カード会社との窓口に
国内の主要な決済方式に対応

寺岡精工が2016年にスタートしたクラウド型マルチ決済サービス「Payoss(ペイオス)」が注目を集めている。

このサービス開始以前は、同社のPOSレジ納入店舗からクレジットカード導入の要望があった都度、個々のクレジットカード会社と連携をとって指定サーバに接続したり、共同利用端末(CCT端末)を提供していたが、それには多くの時間や手間がかかっていた。寺岡精工 ペイメントポータル事業部 事業部長 杉山悟氏は、「この課題を解消し、弊社がクレジットカード、電子マネー、プリペイドカードなどさまざまな機能を一括して契約、提供できるようにと開発したのが「Payoss」です」と説明する。

寺岡精工 ペイメントポータル事業部 事業部長 杉山悟氏

「Payoss」で使用する決済端末として2017年秋に新登場したのが、米国の決済端末メーカーVerifone(ベリフォン)社との共同開発による、POS連動型のクラウド型マルチ決済端末「P400」だ。1台でクレジットカード、各種電子マネー、プリペイドカードなど多様な決済手段に対応。アプリケーションは国内で開発しており、磁気カードはもちろん、FeliCaやNFC(TypeA/B)の非接触型ICカード、「Apple Pay」などのスマホアプリ決済にも対応可能となっている。

クレジットカード会社や電子マネー事業者各社との契約は、同社が一括して対応。「Payoss」開始に当たって設立した「TERAOKA決済ゲートウェイセンター」と加盟店とを、インターネット回線で接続し、加盟店の決済データを同センターに集約、処理・集計することによって、拡張性、安全性、低価格を実現している。同センターが加盟店に対し、クレジットカードや電子マネーで決済された代金の支払い、および、精算データ・集計データの提供を行う。

3 機能(フルセルフ、セミセルフ、セルフ精算機)切替式対面型セルフ精算レジ「HappySelf」は、「Payoss」および「P400」と連動

加盟店専用ポータルサイトを無償提供
加盟企業の事務作業も大幅に軽減へ

「Payoss」加盟店に好評なのが、無償で利用できる加盟店専用ポータルサイトを通じて提供される売上・入金レポートだ。

例えば加盟店決済集計画面では、店舗総売上をはじめ、現金、クレジットカード、電子マネーなどの決済手段別の売上や利用比率、客単価などを表示。現金に対応しているのは、POSメーカーならではの特徴である。加盟店決済推移画面では、決済手段別の売上の推移を確認できる。データは同社で7年間保存されており、その間はいつでも閲覧が可能だ。

決済の明細は、加盟店決済明細画面で確認。加盟店振込案内画面には、クレジットカードや電子マネーの取扱高や手数料を差し引いた振込予定額が表示される。これにより、キャッシュフローが可視化。いつ、いくら入金されるのかを一目瞭然で把握することができるようになっている。

また、クレジットカードや電子マネーの導入に伴って、店舗側には日々の集計・入金確認などの作業が発生するが、「Payoss」では入金額との突き合わせ、明細チェックなどの作業も「TERAOKA決済ゲートウェイセンター」にて行うため、加盟企業の事務作業を大幅に軽減できる。

「本部・店舗での作業を限りなくゼロにすることを目標に、機能のブラッシュアップを図っています。これからクレジットカードの取り扱いを始める店舗においては導入のハードルが低くなり、すでに導入済みの店舗においては人件費などのコスト削減を図っていただけます」(杉山氏)

さらに「Payoss」では付加サービスとして、カード発行や会員管理などの業務も行っている。店舗の要望に応じてプリペイドカード、ポイントカード、もしくはその両機能を搭載したハウスカードを発行。その会員情報をクラウド型で管理し、ECとの会員管理を一元化した「O2O Manager(オーツーオー・マネージャー)」や、マーケティングや広告配信につなげる「プライベートDMP(Data Management Platform)サービス」を提供するというものだ。具体的には、会員のランク付け、クーポン発行、ポイントアップ・キャンペーンの展開、メール配信などの機能を駆使して店舗のマーケティングをサポートしている。

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